Re:Prologue

お久しぶりです。

と言っても2年ぶりだし心機一転過去のブログを消したのでほとんどの人は初めましてだと思います。

せっかくなので軽く自己紹介させてください。

藤掛と申します。

僕のイロックというバンドでギターを弾いたり曲を作ったりなんなりしてるピンク好きギタリストです。

昔から文字を読むのは嫌いじゃないから逆に発信していきたいと思っていたにも関わらず、ちょっと忙しくて手をつけてなかった次第であります。

時々喋っていくよ。

 

それじゃあ、今日はとある楽曲について。

我々は1月にバンドを結成、3月に初ライブをしてからアルバムを出したりなどこの数ヶ月突っ走ってきてます。労災降りるレベルで頑張ってます。

ライブをして曲を作ってライブをしてのサイクル、気づいたら持ち曲も10曲を超えていてしかもいい曲が多い!!!

MVを公開したので知ってると思いますが「Re:Prologue」もそのうちのひとつです。

ということで今日はこの曲を掘り下げてく回です。

 

正直楽曲についての裏話とか話すの勿体ないとか思っちゃうタイプなんだけど、バンド始めたてだし最初くらい曲にかけた呪いや思い、仕掛けは共有してもいいよねー。

 

https://youtu.be/S5TNbLf1RtE

 

Re:Prologueを初披露したのは2022 5/8のライブ。確か完成したのは1週間前の5/1とかだったかな。

ほぼ完成系のトラックは初ライブ前、なんなら2月末にできていた。

確かバンドにこういう曲があった方がバランスがいいとか思ってBPM183のバラードチックな曲を作りたいとか考えていたはず。

最初はもちろん自分で作るつもりだったんだけど流石に無理だった。そこでスーパーメロディメイカー興川さん(Ba)を頼ることを決意。アー写撮った帰りにはなまるうどんに行って共作しませんかって誘ったの未だに覚えてる。

そんなこんなで初の共作が始まったわけだ。(この曲制作スタイルはとても上手くハマったのでアルバムのDavid=Francis、レコ発で初披露した新曲 Lost Revise Tragedyでもやってるよ。)

 

とりあえずトラックを送ってメロディをつけてもらったんだけどなんと1日くらいで帰ってきた。笑うしかないよね。

そしてそのメロディがめちゃくちゃ良かったんよ。あの日のはなまるうどんに謝謝。

結果的にAメロ、Bメロ、サビのメロディを興川さんが担当。CメロとAメロのラスト4小節くらいを僕が担当した。

いいものができるとわかって制作をしているとまた欲が出てしまうのが人間。

 

ピアノ入れたい!!

 

はい。

バンドサウンドだけではもの足らずピアノを入れたいと思ってしまったわけです。

しかしピアノが弾けるメンバーもいないのでピアノ弾いてくれる人を探すことに。

 

いませんでした。

 

流石人望が薄いで有名な藤掛くん。そんな都合のいい人いませんでした。

そんなこんなでたどり着いた結論。

 

俺がやるか〜

 

今思えば意味がわからん。別にピアノを習っていたわけでもなく楽器経験はギターのみ。良く作ろうと思ったしどこにそんなに自信があったのやら。幸い打ち込み自体コピーバンドで経験していたのと、そこそこいいプラグインを揃えていたのが功を奏しいい感じになっちゃった。普通に楽しかったし、ピアノとハモリしたくてギターソロのフレーズ変えた。かっこいいね!!!

 

そんなこんなでピアノ打ち込みを終えほぼ完成。そこにたちはだかる最大の壁。

 

作詞

 

最終学歴料理学校のおちゃらけ文系高校出身22歳にはとてもじゃないけどきつかった。

なんなら初ライブ用に作った曲でもう作詞したくないとか考えてたし。

それでも自分で作詞したいと思ったのはいい曲になる自信があったのと、何より俺が作り始めた曲だから俺が1番イメージできてるんだろうなってのがあったから。

とりあえずテーマを決めよう。

 

今でこそ24-17歳までの男女でワイワイ音楽をやってるわけであるけど、数ヶ月前まではそうじゃなかった。

バンド活動というものを考えてなかった者、バンド活動で苦い思いをした者、悔しい思いをした者、嬉しい思いをしてきた者。それぞれが何をしてたとか知ったこっちゃいない。けど今こうして音を鳴らす家族のような存在、それぞれの今までの経験を一度楽曲で結びつけて1つの未来、夢への誓いとして歌ってもいいんじゃないかって。

悩みに悩み決めたテーマは「メンバーの過去と今を繋ぎ、未来への誓いの曲」

 

テーマが決まってからは早かったと思う。

メンバーに今までのバンド経験についてヒヤリングをしてそれぞれが赤裸々に語ってくれた。

1番、2番にそれを詰め込んだ。

そしてCメロで今の僕のイロックに結び付けて、ラスサビで未来へと放つ。

なんていい曲なんだ....

作った当初も今でもずっと変わらず思います。

 

歌詞が出来たらタイトルをつけるだけ。

真っ先に「Re:Prologue」というワードが浮かんだ。(俺が好きなバンドの楽曲にプロローグっていうワードが入ってる楽曲があるから、それの影響だと思われて最初は多分いい顔されなかったと思う笑)

誰もが音楽を始めた時にあったプロローグ。それを今バンドとして新たに歴史を作るわけだからもう一度プロローグがあってもいいだろう。

こうして「Re:Prologue」は完成した。

もうひとつの候補としては4:Prologueがあったよ。

 

以上が楽曲制作ストーリーです。

続いては歌詞の深掘り。

この話をするか悩んだけどヒントだけでもばらまいておきたい。

 

とりあえず以下解説する歌詞の部分。

 

動き出した 時計の針が 今を色付けていく

綺麗に 萌える花が照らす在処

塗り直した 青く碧く淡い あの五線譜をまた 鳴らした

届けたかった その旋律

 

言葉は形になって未来を追ってきた

あの日の景色も歴史も今は全部輝いている

君が知ることのない街並みは

今の僕らの背中を強く押す理由 それで十分だろう

 

さてここは前述の中で言ういわゆる今の我々を表す2サビからCメロパート。

ここに面白い仕掛けをたくさん入れてある。

ひとつの例として初ライブで披露した未音源化曲「初風運命環状線」という曲があるのだが、それの気に入ってる歌詞に「今をゼロとして歴史を作る」というものがある。今をゼロとしててもあの日の歴史は無駄じゃないよ、輝いているよ。

というのが一例。他にもメンバーを表すワードが2つ、楽曲を表す言葉が1stEP分あるのでよかったら探してみてくれ。

ちなみにとある楽曲を表すワードのところにその楽曲のフレーズをキー変えて入れたらドラムも同じようなことをしてくれた。粋だねえ。

個人的には「鳴らしたかった その旋律 言葉は形になって未来を追ってきた」って歌詞がだいすきです。

 

話しすぎた。

かくして、激重メンヘラムーブ(メンタル面で)で生まれたRe:Prologueはあまりにもいい曲がゆえもはや呪いみたいな曲になっている。

おそらくこの曲はライブでやり続ける。やらなくちゃいけない。だからこそ1人でも多くの人にこの曲を聴いてもらいたいし、いいと思って貰いたい。

改めてYouTubeで無料で見れるから聴いてくれ。

 

https://youtu.be/S5TNbLf1RtE

 

それじゃ。